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【1998年10月28日】父親と子育ての関わりについて(ひさし)

【ひさしさんの投稿】ラベル:経験

 仕事の合間をみて慌ただしく投稿しておりますので、言葉の足りないこ

とがままあるかもしれません。お許しください。

 父親が子育てに感心を示さない,母親の苦労や悩みを理解しないことに

対して、どうすれば良い方向に向かうかについて私から具体的なアドバイ

スをおくることはできません。しかし、子育ての中で父親の役割の大きいこ

とはお話しできます。

 以前、大学生の親の、無関心と過干渉(特に母親)についてお話ししたこ

とがありましたでしょうか????

 子どもの行動に、まったく無関心な親と必要以上に干渉して子どもの成

長を妨げている親が多いという話しです。

 まったく両極端な現象ですが、私は“父親の存在の希薄化”はその両方

に影響を及ぼしていると考えております。

 父親は、母親とは異なった視点や手法で子育てに関わっていかなければ

なりません。(複眼的子育て) 父親が躾や悩み事の相談相手としての役割

を果たさなくなると、子どもはあさはかな知識や経験で勝手に行動するよう

になります。また、“父親の存在の希薄化”により母親の存在が大きくなると

子どもは母親の顔色を気にして、母親にとって良い子になろうとします。それ

が過度になると、母親の指示なくして動けない(依頼心が強く、自分で判断

できない)子になってしまいます。私は仕事柄そんな親子をたくさん見ており

ます。

 私は子どもが好きです。子どもがほしくてほしくてたまらなっかたのになか

なかできなかった(以前、投稿しています)ので、一層その気持ちが大きく

なりました。

 しかし、心の底から子育てに積極的に関わろうするのは、大学生を見てい

て「これじゃダメだ。」と思うからです。幼児期からの子育ての大切さを痛感

しているからです。(大学生と接する機会のない方でも、新入社員をみれば

わかるのではないでしょうか。)

 最後に、“父親の存在の希薄化”の弊害をもう一つ付け加えておきます。

弊害は子どもだけではありません。最も大きな弊害は『母親の心の安定

を脅かしかねない』ということです。

 私自身、単身赴任をしておりますが、子どもへの影響を最小限にとどめ

ようと努力しておりますが、妻の心のケアについては充分とは言い難く、

申し訳ないと思っております。

 “父親の存在の希薄化”についてお悩みの方にとっては、かえって憂鬱

な話しになってしまいました。しかし、悩みを増大させるのは私の本意では

ありません。私でよかったらお話し相手になります。子育てについて語り

合いましょう。