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【1997年09月03日】Re: 母乳を直接飲まなくなりました。(GATU)

【GATUさんの投稿】ラベル:返信

(以下元記事)

> 7ヶ月の女児ですが先日熱っぽくなり母乳を飲まなくなったので医者へいったところ

>風邪か扁桃炎で喉がはれているので痛くてミルクが飲めないでいるとお医者さんにいわれました。

>熱も下がり、元気になったのですが、母親の乳首から直接母乳を飲ませようとすると

>嫌がって決して飲もうとしません。搾乳して哺乳瓶で与えればしっかり飲みます。

>想像ですが、母親の乳首から乳を飲むと痛いという記憶が残っていて飲もうとしないと思うんですが。

>熱が下がり元気になり食欲も戻って5日になりますがまだ直接母乳を飲もうとしません、

>無理に口に含ませても徹底的に抵抗します。7ヶ月になるまで、母乳を飲んできたので

>できれば、そのまま続けたいと思っています。

>しかし、母親が一日に何度も搾乳するのは、大変ですし、母乳の量も減ってきたように思います。

>なんとか直接飲ませたいと思いますが、よい方法はないでしょうか?

>E-Mailyutakahashi@msn.com

>高橋雄

>(元記事ここまで)



自己レスです。

GATUさんは、

1997.08.15の

『Re:母乳を直接飲まなくなりました。』の中で...

GATU>高橋雄>

GATU>高橋雄>GATUさんナイスアドバイスでしたよ!!!

GATU>

GATU>恐縮です。でも、素人考えなので、母乳育児を薦めている産婦人科の先生に

GATU>メールで聞いてみたところ、大変貴重なアドバイスをいただきました。

GATU>高橋さんあてに転送したのですが、届きましたでしょうか?

GATU>

GATU>先生の承諾が得られ次第、こちらのページでも紹介したいと思っています。

GATU>(この先生のホームページは、前の投稿記事でも紹介しています。)

GATU>

紹介します。ここから。

--

風邪で発熱後におっぱいを飲もうとしなくなった7ヶ月の赤ちゃんに、再び母乳を

飲ませるにはと言うご質問です。

お尋ねの赤ちゃんが7ヶ月である点にまず注目したいと思います。7ヶ月の赤ちゃ

んにとっての母乳はそれまでの母乳とは意味合いが少し違ってきます。つまり、栄養

学的にも、感染防御の面からも母乳と人工乳の差がなくなる時期です。しかし授乳が

母と子の心の交流の場としての意味合いはより大きくなってきます。赤ちゃんはこれ

からはオッパイを精神安定剤として、そして母親と自分との一体感を乳房より授乳す

ることによって確認しているのです。しかしこの一体感は授乳からだけでなく、抱っ

ことか添い寝などのスキンシップによっても得られることは皆様もよくご承知と思い

ます。赤ちゃんがどうしてもおっぱいを飲もうとしないときは無理に与えようとしな

いで、他の方法で一体感を高めてください。

しばらくこのように赤ちゃんもお母さんも気分転換をしていると、暫くすれば再び

乳房を求めるようにきっとなります。その際赤ちゃんが余り抵抗泣く乳房を受け入れ

る状況は、眠った直後や目覚める直前のとき、眠たいけれどおなかが余り空いていな

いとき、そしてスキンシップをしながら(だいたり、なでたり、ゆらしたりしながら

)飲ませると効果的です。この様にさりげなくオッパイを与えるようにしていると、

赤ちゃんは再び元どおりにおっぱいを飲むようになるでしょう。

日本母乳の会では乳頭保護器の使用はなるべく避けるようにしています。十分に乳

管の開通を行って、乳首が柔らかくぺちゃんこになるようにし、十分深く乳首を含ま

せるとほとんどの赤ちゃんは直接乳房から飲めるようになります。

お答えになっているでしょうか。取りあえずご返事まで。

--

ここまで。